クラセアスール ウルトラ|5年熟成、4種類の樽を重ねるエクストラ・アネホ

クラセアスールの中でも、最も長い時間をかけて造られる一本。

クラセアスール テキーラ ウルトラは、5年間の熟成を経るエクストラ・アネホです。

最初にアメリカンウイスキー樽で熟成したのち、原酒をアモンティリャード、オロロソ、ペドロ・ヒメネスという3種類のシェリー樽へ分け、最後に再び一つにブレンド。時間だけではなく、異なる樽の個性を重ねることで複雑さをつくり上げています。

最低3年を超えて、5年

メキシコの規定で「エクストラ・アネホ」と名乗るためには、オーク樽などで最低3年間熟成する必要があります。

クラセアスール ウルトラの熟成期間は、それをさらに上回る5年間。クラセアスール自身も、この一本を自社の中で「最も時間を要するクリエーション」と表現しています。

長く寝かせることそのものが目的ではなく、その5年間の中で樽を使い分けている点が、ウルトラの構成を特徴づけています。

アメリカンウイスキー樽から、3種のシェリー樽へ

熟成の第一段階では、アメリカンウイスキー樽を使用します。

その後、テキーラを3つに分け、それぞれをアモンティリャード、オロロソ、ペドロ・ヒメネスのシェリー樽で熟成。最後に再びブレンドされます。

つまり、ウルトラにはアメリカンウイスキー樽と3種類のシェリー樽、計4種類の樽由来の要素が重なっています。

公式のテイスティングコメントにシェリー、レーズン、熟したアプリコット、ブラウンシュガー、カカオ、オークといった香りが並ぶのも、この熟成設計と無関係ではありません。

ドライプラム、カカオ、クローブ。その先に続く長い余韻

色調は、銅色の輝きを含むブラウン。ボディはフル。

香りには、シェリー、ドライプラム、レーズン、熟したアプリコット、ブラウンシュガー、クローブ、シナモン、カカオ、そして力強いオーク。

口に含むと、ドライプラム、シナモン、カカオ、クローブに、タバコを思わせるニュアンスが重なります。余韻にはドライプラムとキャラメリゼしたクルミ。

華やかな甘さだけではなく、スパイス、カカオ、オークの重さが同居する構成です。

焼成するまで、職人にも見えないプラチナ

ウルトラを特別な存在にしているのは、テキーラだけではありません。

黒いデキャンタには、プラチナ、銀、24金が用いられています。なかでも特徴的なのが、羽根を思わせるプラチナの装飾です。

この模様は、クラセアスールの中でも熟練した職人だけが、下絵を見ながらではなく記憶を頼りに描きます

理由は、プラチナの筆跡が陶器を焼成するまで表面に現れないため。描いている最中には完成形を見ることができません。

5年間かけて熟成されるテキーラと、焼き上がるまで結果の見えない手仕事。クラセアスール ウルトラでは、液体と器の両方に「時間」が使われています。

クラセアスール ウルトラという一本

5年間の熟成。アメリカンウイスキー樽から3種類のシェリー樽へ移る構成。そして、プラチナ、銀、24金を用いた黒いデキャンタ。

ウルトラは、長期熟成のテキーラというだけではなく、熟成と工芸の双方に時間をかけるクラセアスールの考え方が、最も分かりやすく表れた一本のひとつです。

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