レミーマルタン ルイ13世|一世紀先へつなぐコニャック

自分が選んだ原酒の完成を、自分では見ることができない。

LOUIS XIII(ルイ13世)の酒造りには、そんな時間があります。

フランス・コニャック地方の最上位地区、グランド・シャンパーニュで生まれたオー・ド・ヴィーを、世代を越えて熟成し、選び、受け継いでいく。

一本のデキャンタに収められているのは、ひとりのセラーマスターだけでは完成させることのできないコニャックです。

1,200の原酒を、ひとつの味わいへ

LOUIS XIIIを構成するのは、グランド・シャンパーニュ産のブドウから造られたオー・ド・ヴィー

ひとつのヴィンテージやひとつの樽から造られるのではなく、異なる時代に蒸留・熟成された最大約1,200種もの原酒を組み合わせて、ひとつのスタイルをつくり上げます。

古いものを集めればLOUIS XIIIになるわけではありません。

花、果実、スパイス、熟成による複雑な香り。

長い時間を経た原酒の中から何を残し、何と組み合わせるのか。

その判断を重ねることで、1874年の誕生以来受け継がれてきたLOUIS XIIIの味わいへ近づけていきます。

一世紀先を考えて、原酒を残す

LOUIS XIIIの酒造りを特徴づけるのは、現在だけを見て原酒を選ばないことです。

歴代のセラーマスターは、自分が在任している間に使う原酒だけでなく、その何十年も先に必要となるオー・ド・ヴィーを見極め、樽の中へ残してきました。

今の一本を造るために、過去の誰かが選んだ原酒を使う。

そして同時に、まだ見ぬ次の世代のために原酒を残す。

LOUIS XIIIが「時間」を語る理由は、単に長く熟成しているからではありません。

一本を完成させる仕事そのものが、世代をまたいでいるからです。

1874年から続くデキャンタ

中身と同じように、LOUIS XIIIを象徴するのが独特の形をしたクリスタルデキャンタです。

その原型になったのは、創設者ポール=エミール・レミー・マルタンが手に入れた、16世紀のものとされるフラスク(水筒)。

フランスのジャルナックの古戦場で発見されたその器には、三つのフルール・ド・リスが施されていました。

1874年、最初のLOUIS XIIIを世に送り出す際、その形をもとにデキャンタがつくられます。

丸みを帯びたシルエット。
周囲を囲む繊細な突起。
そして、フルール・ド・リス。

現在のデキャンタにも、その意匠は受け継がれています。

コニャックを飲み終えたあとにも器そのものが残る。

LOUIS XIIIにとって、デキャンタは単なる容器ではありません。

ボトルの中にある、複数の時代

ワインにはヴィンテージがあります。

「2005年」「2020年」といったひとつの年を起点に、その後の時間を追うことができます。

LOUIS XIIIは少し違います。

一本の中に、異なる時代に生まれた多くのオー・ド・ヴィーが重なっています。

造った人も違う。
樽に残すと決めた人も違う。
それを最終的にブレンドする人も違う。

だから、このコニャックの時間をひとつの年だけで語ることはできません。

一本の中に、いくつもの世代が同居している。

それが、LOUIS XIIIというコニャックの特異なところです。


LOUIS XIII / ルイ13世

フランス・コニャック|グランド・シャンパーニュ|コニャック|700ml|40%

1874年に誕生し、グランド・シャンパーニュのオー・ド・ヴィーを世代を越えて受け継ぎながら造られるLOUIS XIII。

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