ベガ・シシリア ウニコ レセルバ・エスペシアル|ヴィンテージを持たない「ウニコ」

偉大なワインほど、ヴィンテージが重要になります。

しかし、ベガ・シシリア ウニコ レセルバ・エスペシアルには、あえてヴィンテージがありません。

使われるのは、ベガ・シシリアを代表する「ウニコ」の中でも選び抜かれた複数年のワイン。

異なるヴィンテージをブレンドすることで、一年の個性ではなく、ベガ・シシリアそのもののスタイルを表現する一本です。

ヴィンテージを消すためではなく、複数の時間を重ねるため

ウニコ レセルバ・エスペシアルは、単一ヴィンテージのワインではありません。

ベガ・シシリアは、出来のよい年のウニコだけを選び、複数のヴィンテージをアッサンブラージュします。

たとえば2025年販売分は、2011年、2012年、2013年のウニコをブレンドしたもの。翌年になれば構成するヴィンテージも変わるため、「2025」はブドウの収穫年を示すヴィンテージではなく、そのリリースを識別する年です。

ワインに記された一つの年を味わうのではなく、異なる年が持つ長所を重ね、毎回ひとつの「レセルバ・エスペシアル」として完成させる。ここに、このワインの最も大きな特徴があります。

「レセルバ・エスペシアル」は、スペインに残る古い習慣

この造り方は、ベガ・シシリアが新しく考案したものではありません。

かつてスペインでは、ボトリング設備を持つごく限られたワイナリーが、その年のワインとは別に、優れた複数年のワインを混ぜたヴィンテージ表記のない特別なワインを造り、「Reserva Especial(レセルバ・エスペシアル)」と呼んでいました。

ベガ・シシリアによれば、このスタイルは現在ではほとんど姿を消しており、ウニコ レセルバ・エスペシアルはその古いスペインワインの伝統を現在へ残す存在です。

つまり「ノンヴィンテージ」であることは簡略化ではなく、むしろこのワインの歴史的な意味そのものです。

最低10年をかける「ウニコ」を、さらに複数年で組み合わせる

レセルバ・エスペシアルの基礎となる「ウニコ」自体が、非常に長い時間をかけて造られるワインです。

ベガ・シシリアでは、ウニコを樽と瓶で最低10年間熟成。新樽と使用樽、フレンチオークとアメリカンオーク、小樽と大容量の木製槽を使い分けながら、時間をかけて味わいを整えていきます。

レセルバ・エスペシアルは、そのウニコの中でも選ばれた複数ヴィンテージを重ねるワインです。

一つの年の完成度を追うウニコに対し、レセルバ・エスペシアルが目指すのは、ヴィンテージを越えて続くベガ・シシリアの輪郭。その違いを知ると、この二つは単なる上位・下位ではなく、異なる考え方から生まれたワインであることが見えてきます。

ティント・フィノとは何か

ベガ・シシリアの畑があるスペイン・リベラ・デル・ドゥエロで中心となる黒ブドウが、ティント・フィノ(Tinto Fino)です。

これはスペインを代表する黒ブドウテンプラニーリョの、この地域での呼び名。レセルバ・エスペシアルでは、このティント・フィノを主体にカベルネ・ソーヴィニヨンを組み合わせます。

比率はリリースごとに異なります。たとえば2025年販売分はティント・フィノ96%、カベルネ・ソーヴィニヨン4%。複数ヴィンテージを重ねるだけでなく、その年々の構成そのものも一つの完成形として決められています。

1864年から続くベガ・シシリアと「時間」

ベガ・シシリアで本格的なワイン造りが始まったのは1864年。

現在もワイナリーは、短期間で完成させるのではなく、畑、樽、瓶の中で必要な時間を待つことを重要な考え方の一つとしています。

単一ヴィンテージのウニコが「ある年と時間」を表すワインだとすれば、レセルバ・エスペシアルは複数の年そのものを素材として扱うワインです。

ヴィンテージを持たないからこそ、時間が見えなくなるのではなく、むしろ複数の時間が一つのボトルに残されている。そこに、ウニコ レセルバ・エスペシアルならではの面白さがあります。

ベガ・シシリア ウニコ レセルバ・エスペシアル

スペイン|リベラ・デル・ドゥエロ|赤ワイン|ティント・フィノ主体・カベルネ・ソーヴィニヨン|ノンヴィンテージ

最高のウニコから複数ヴィンテージを選び、アッサンブラージュするレセルバ・エスペシアル。単一の収穫年ではなく、異なる年の個性を重ねることで、ベガ・シシリアが考える変わらないスタイルを表現した一本です。

今未でのお取り扱いについて

今未は、ワイン・ウイスキー・日本酒などの酒類と、江戸切子をはじめとする日本の酒器を取り扱う専門店です。造り手の技術や背景とともに、価値ある酒と酒器を販売しています。

店舗での商品取扱状況については、今未 銀座店今未 心斎橋店の店頭、またはお問い合わせよりご確認ください。

※商品によって取扱店舗・在庫状況が異なります。

今後の入荷情報は、公式Instagram @imami__japanNEWS一覧でお知らせしています。