non° 田の喜怒哀楽 wine barrel No.0|木桶150日超、ワイン樽でさらに一年

米を醸し、米糠まで取り込み、木桶で150日を超えて発酵する。その先に、さらにワイン樽で一年。

non°「田の喜怒哀楽 wine barrel No.0」は、岩手県遠野市のnondoが、自ら育てた米と米糠、自然発酵、木桶、そしてワイン樽という複数の時間を重ねて生み出したクラフト酒です。

No.0に使われるのは、農薬や肥料に頼らず育てた独自米「とおの1号」。その米を精米する際に生まれる米糠まで醸造へ戻し、米という作物をできる限り余すことなく酒へ表現しています。

「田の喜怒哀楽」が目指す、田んぼそのものの表現

nondoが「田の喜怒哀楽」で大切にしているのは、酒だけを見るのではなく、土、米、微生物、発酵、人の仕事まで含めて一つの土地を表現することです。

nondoは、農薬や肥料を与えない米づくりを20年以上続けてきました。その中で育ててきた独自米が「とおの1号」です。

白米だけを使うのではなく、精米で取り除かれる米糠まで醸造に取り入れるのも、「米の可能性を追求する」という思想の延長にあります。

水酛・酵母無添加、そして木桶で150日超

仕込みは水酛。酵母を添加せず、自然界に存在する微生物の働きを取り込みながら発酵を進めます。

さらに特徴的なのが発酵期間です。

醪は木桶の中で150日を超えて発酵。一般的な清酒とは大きく異なる長い時間をかけ、米由来の旨味だけでなく、複雑な酸や発酵由来の香味を育てていきます。

米糠まで酒に戻す

「田の喜怒哀楽」の大きな特徴が、米糠を原料に含めていることです。

nondoは、健全な土地から育った米であれば、栄養や香味を多く含む外皮も酒として表現するべきだと考えています。

精米によって取り除かれる部分を再び醸造へ戻すことで、白米だけでは生まれない複雑な酸、穀物感、厚みが酒へ加わります。

同じ思想をより多方向から展開したnondoの酒については、「nondo 権化 4本セット」でもご紹介しています。

ワイン樽で一年。「三次発酵」というもう一つの時間

木桶での長期発酵を経た後、原酒の一部はワイン樽へ移されます。

そこでさらに約1年間、常温のワイン樽で三次発酵・熟成。

米から始まった酒に、ワイン樽という異なる素材と時間を重ねることで、樽由来の香りだけではなく、酸の奥行きや長い余韻が加わります。

今未でのテイスティングでも、柔らかな揮発香の奥から穀物のニュアンスが立ち上がり、口中では繊細な発泡感と複雑で重層的な酸が感じられる酒として紹介しています。

No.0|2022年5月17日のファーストヴィンテージ

wine barrel No.0は、「田の喜怒哀楽」のファーストヴィンテージにあたる特別なリリースです。

流通記録では、原酒の日付は2022年5月17日。

長い木桶発酵を経た原酒をワイン樽でさらに一年熟成し、その後も時間をかけてリリースされたNo.0は、シリーズの原点を知るための一本でもあります。

冷酒とぬる燗で変わる表情

今未ではこれまで、「田の喜怒哀楽 wine barrel No.0」を冷酒とぬる燗の二つの温度で提供してきました。

冷酒では、酸や発泡感が輪郭を持って現れ、よりシャープで立体的な印象に。

温度を上げると、米や穀物のニュアンスが開き、酸の質感もより柔らかく感じられます。

温度によって見える表情が大きく変わることも、この酒の魅力の一つです。

non° 田の喜怒哀楽 wine barrel No.0

日本|岩手県・遠野市|nondo(non°)|その他の醸造酒/クラフト酒|とおの1号|米・米糠・米麹|水酛|酵母無添加|木桶発酵150日超|ワイン樽で約1年の三次発酵・熟成|500ml

田んぼから始まり、米、米糠、木桶、自然発酵、ワイン樽、そして瓶の中の時間へ。単純な「熟成酒」という言葉だけでは収まらない、nondoが長年追い続けてきた米と土地の表現を凝縮した一本です。

今未でのお取り扱いについて

今未は、ワイン・ウイスキー・日本酒・クラフト酒などの酒類と、日本の酒器を取り扱う専門店です。店舗での商品取扱状況については、今未 銀座店・今未 心斎橋店の店頭、またはお問い合わせよりご確認ください。

※希少商品のため、在庫状況は随時変動します。