
勝山 DIAMOND AKATSUKI|酒袋にも酒粕にも触れない、無圧抽出の純米大吟醸
この酒は、一般的な「搾る」という工程をほとんど行いません。
醪(もろみ)を酒袋に入れて圧力をかけるのではなく、遠心力によって酒だけを分離する。
さらにDIAMOND AKATSUKIでは、勝山が「極芯 Ultra-Core 遠心分離」と呼ぶ方法を採用し、酒袋にも酒粕にも触れない完全非接触・無圧抽出を行っています。
目指しているのは、何かを足して豪華にすることではありません。
米から生まれた酒を、どこまで純粋な状態で取り出せるか。
勝山が「液体のダイヤモンド」と表現する理由は、そこにあります。
ダイヤモンドの「4C」を、日本酒へ
DIAMOND AKATSUKIの名前には、宝石としてのダイヤモンドの評価軸が重ねられています。
勝山が掲げるのは、
Cut ― 輪郭の冴え
Color ― 透明の艶
Clarity ― 雑味のない純度
Carat ― 密度と存在感
という4つの要素。
ダイヤモンドの価値基準である「4C」を、そのまま酒の味わいへ置き換えた発想です。
単に透明で軽い酒を目指しているわけではありません。
輪郭があり、密度があり、それでいて余計なものを感じさせない。
「透明感」と「存在感」を同時に成立させること。
それがDIAMOND AKATSUKIの設計です。
「遠心しぼり」の、さらに先へ

通常、日本酒は醪から液体を取り出す際、酒袋や機械を使って圧力をかけながら搾ります。
勝山ではそれとは異なり、遠心分離によって酒を取り出す「遠心しぼり」を採用してきました。
同じ勝山の「暁」も遠心しぼりですが、DIAMOND AKATSUKIはさらに「極芯 Ultra-Core」という抽出方法を採用しています。勝山の現在のラインナップでも、「暁」が「遠心しぼり」であるのに対し、DIAMOND AKATSUKIには「遠心しぼり・極芯抽出」と明記されています。
その特徴が、
酒袋に触れない。
酒粕にも触れない。
圧力をかけない。
という抽出です。
酒質を後から整えるというより、液体を取り出す瞬間から不要な影響をできるだけ避ける。
DIAMOND AKATSUKIの個性は、精米歩合だけではなく、この抽出方法にあります。
山田錦35%。数字よりも、その先の工程
原料には、兵庫県特A地区の山田錦を100%使用。
精米歩合は35%です。
35%という数字だけを見れば、現在の高級日本酒ではさらに高精白な酒も存在します。
DIAMOND AKATSUKIが面白いのは、磨いた後です。
丁寧に醸した醪から酒を取り出し、抽出後は−5℃で氷温貯蔵。
勝山は、この低温管理によって酸化を抑え、抽出した酒の輪郭と透明感を保つとしています。
つまり、
35%まで磨くことがゴールではなく、その米から何を残し、何を残さないかまで設計している。
精米、発酵、抽出、保管までが一続きになった酒です。
2010年に生まれた、勝山の最高スペック
DIAMOND AKATSUKIが発売されたのは2010年。
当時、勝山はこの酒を自社の「最高スペック」と位置づけ、杜氏・後藤光昭が醸造哲学、理論、技術を注ぎ込んだ一本として発表しました。
その背景にある勝山酒造の歴史は、1688年まで遡ります。
仙台城下で酒造りを始めた伊澤家は、1857年に伊達家から「御酒御用達」に取り立てられました。現在も勝山は、現存する仙台藩伊達家御用蔵の系譜を受け継いでいます。
330年以上続く酒蔵でありながら、DIAMOND AKATSUKIで選んだのは、昔ながらの搾り方を守ることだけではありませんでした。
遠心分離という新しい技術を使って、日本酒をどこまで精密に造れるか。
伝統の長さより、そこから先へ進もうとする姿勢が、この一本にはよく表れています。
最初の一杯は、7〜12℃から
勝山がDIAMOND AKATSUKIに推奨している飲み始めの温度は、7〜12℃。
冷えた状態から少しずつ温度が上がることで、味わいの奥行きが開いていく過程を楽しむことを勧めています。
また勝山は、自社の日本酒について、冷やした状態でワイングラスを使うことを推奨しています。
DIAMOND AKATSUKIのように、香りの華やかさだけでなく、口当たりや輪郭、余韻まで細かく設計された酒には、その飲み方もよく合います。
「高精白だから高級」ではなく、抽出方法まで変えることで何が生まれるのか。
DIAMOND AKATSUKIは、その違いを確かめてみたい純米大吟醸です。
勝山 DIAMOND AKATSUKI(ダイヤモンド アカツキ)720ml
日本・宮城|仙台伊澤家 勝山酒造|純米大吟醸|兵庫県特A地区 山田錦100%|精米歩合35%|遠心分離・極芯抽出|720ml|アルコール16%
酒袋・酒粕に触れず、圧力をかけない「極芯 Ultra-Core 遠心分離」で抽出し、−5℃で氷温貯蔵。勝山が「液体のダイヤモンド」と位置づける純米大吟醸です。
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