
シネ・クア・ノン E グルナッシュ 2015|Eleven Confessions Vineyard、Elaineに捧げた100点ワイン
妻Elaineの頭文字「E」と、その肖像をラベルに。シネ・クア・ノンが2015年に生み出した、100点評価のグルナッシュ。
Sine Qua Non E Grenache Eleven Confessions Vineyard 2015は、カリフォルニア・Sta. Rita Hillsにある自社畑Eleven Confessions Vineyardの果実のみから造られた、グルナッシュ主体の単一畑ワインです。
ブレンドはグルナッシュ82%、シラー12%、プティ・シラー5%、ヴィオニエ1%。56%を全房で発酵し、約38か月フレンチオークで熟成。2015年ヴィンテージはWine AdvocateとVinousの双方で100点を獲得しています。
Sine Qua Non|毎年「同じもの」を造らないワイナリー
シネ・クア・ノンは、マンフレッド・クランクルとエレイン・クランクル夫妻がカリフォルニアで築いたワイナリーです。
ブランド名の“Sine Qua Non”は、ラテン語で「不可欠なもの」を意味します。
長年にわたり、ヴィンテージごとにワイン名やラベルを変え、同じデザインを繰り返さないという独自のスタイルを続けてきました。
そのため、シネ・クア・ノンのワインは、単にヴィンテージ違いとしてではなく、一本ごとに独立した作品として語られることが多くあります。
Eleven Confessions Vineyard|Sta. Rita Hillsの自社畑
このワインに使われる果実は、すべて自社畑Eleven Confessions Vineyardから収穫されています。
畑はサンタ・バーバラ郡のSta. Rita Hills AVAに位置し、冷涼な気候の影響を強く受ける場所です。
グルナッシュやシラーのようなローヌ系品種を十分に成熟させるため、シネ・クア・ノンでは非常に低い収量と長いハングタイムを採用。収穫が11月に及ぶこともあり、ゆっくりと成熟した果実から高い凝縮感と複雑さを引き出しています。
Eleven Confessionsという名称は、畑に植えられた11種類のクローンに由来するとされています。
2015年の「E」|Elaine Kranklに捧げたグルナッシュ

2015年のグルナッシュに付けられた名前は、シンプルに「E」。
これはマンフレッド・クランクルの妻、Elaine Kranklの頭文字です。
ラベルにも、マンフレッド自身が描いたElaineの肖像が使われています。
同じ2015年のシラーにはマンフレッド自身の頭文字「M」が与えられており、2本を対に見ることで、シネ・クア・ノンらしい個人的で遊び心のあるワイン造りがより鮮明に見えてきます。
グルナッシュ82%。4品種でつくる立体的なブレンド
2015 E Grenacheのブレンドは、グルナッシュ82%、シラー12%、プティ・シラー5%、ヴィオニエ1%。
グルナッシュを核に、シラーが色調と骨格、プティ・シラーが密度とタンニン、少量のヴィオニエが香りの浮遊感を加えます。
単一品種の純粋さだけを追うのではなく、複数品種を重ねながらグルナッシュの魅力を立体的に表現するのが、このワインの特徴です。
56%全房発酵、約38か月のフレンチオーク熟成
醸造では、56%を全房で発酵。
全房発酵によって、果実味だけではなく、ハーブ、スパイス、茎由来の香りや、より複雑なタンニン構造が加わります。
その後は約38か月フレンチオークで熟成。新樽比率は28%で、バリックとより大きな容量の樽を組み合わせています。
長い樽熟成を経ながらも、樽香だけが前面に出るのではなく、果実、土、スパイス、ミネラルを一つにまとめています。
キルシュ、ブラックベリーパイ、トリュフ、鉄
Wine Advocateのテイスティングでは、色調は深いガーネットパープル。
香りには、キルシュ、ブラックベリーパイ、ブラックフォレストケーキ、アニスといった濃密な果実と甘いスパイス。
その周囲に、薪の煙、グリルした肉、土、トリュフ、鉄鉱石、野生のセージ、ローズヒップティー、インド系スパイスのニュアンスが重なります。
単純に濃厚で甘いカリフォルニア・グルナッシュではなく、果実の密度の中に大地、肉、煙、ミネラルが入り込む、非常に多層的な香りです。
力強さと、驚くほど細かなタンニン
口中ではフルボディで非常に力強く、密度の高い果実が広がります。
一方で、その大きなスケールを支えるタンニンは非常に細かく、緻密。
Jeb Dunnuckも、カシス、白胡椒・黒胡椒、花、グラファイトなどの香りとともに、純度の高さと超微細なタンニンを評価しています。
濃厚さと繊細さが同時に存在することこそ、2015 E Grenacheを特別なワインにしている要素です。
Wine Advocate 100点、Vinous 100点
2015 E Grenacheは、Wine Advocateで100点、Vinousでも100点を獲得。
Jeb Dunnuckでも98+点という高い評価を受けています。
生産量は750ml換算で約900ケースに加え、228本のマグナム、30本のダブルマグナムと記録されています。
もともとの生産量が限られているうえ、世界的な評価とコレクター需要が重なることで、現在では市場で目にする機会の少ない一本となっています。
Sine Qua Non E Grenache Eleven Confessions Vineyard 2015
アメリカ|カリフォルニア|Sta. Rita Hills AVA|Sine Qua Non|Eleven Confessions Vineyard|Vintage 2015|Grenache 82%・Syrah 12%・Petite Sirah 5%・Viognier 1%|56%全房発酵|約38か月フレンチオーク熟成|750ml|赤ワイン
冷涼なSta. Rita Hillsで極端に収量を抑え、長い時間をかけて成熟させたグルナッシュ。妻Elaineを描いたラベル、濃密な黒系果実と土、煙、スパイス、そして100点評価。シネ・クア・ノンの個性が強く現れた2015年の象徴的な一本です。
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