
クラセアスール・メスカル・ゲレロ|最大15年育つ野生のパパロテ・アガベ
原料のパパロテ・アガベは、成熟まで最大15年。
クラセアスール・メスカル・ゲレロは、メキシコ南部・ゲレロ州の高地に自生する野生のパパロテ・アガベから造られるメスカルです。
選び抜かれたアガベは地中窯で3〜4日かけて蒸し焼きにされ、現地で受け継がれてきた銅製蒸留器で蒸留。液体だけでなく、ジェードを思わせる緑のデキャンタと、オリナラ漆器の技法で手づくりされたキャップまで、ゲレロという土地を一つのボトルで表現しています。
最大15年かけて育つ、野生のパパロテ・アガベ
原料となるのは、ゲレロ州の山岳地帯に自生するパパロテ・アガベ。別名をクプレアータといいます。
クラセアスールの日本公式資料によると、このアガベは成熟まで最大15年を要します。
ゲレロ州は、海岸沿いの熱帯的な気候と、標高のある森林地帯の涼しさを併せ持つ地域です。パパロテ・アガベはその環境の中で育ち、メスカルに独特の植物的なニュアンスや複雑さを与えます。
テキーラがブルーアガベ一種のみを原料とするのに対し、メスカルは複数のアガベ品種を使用できる蒸留酒です。そのため、どの土地で、どのアガベを使うかが、味わいの個性に直結します。
地中窯で3〜4日、岩と薪とともに蒸し焼きにする
収穫されたパパロテ・アガベは、地中に掘られた窯へ入れられます。
そこで岩石とキンキジュと呼ばれるメキシコ固有のマメ科樹木の薪を使い、3〜4日間かけてゆっくりと蒸し焼きにします。
その後、薪火と、現地の職人たちが世代を超えて使ってきた銅製の蒸留器で蒸留。
メスカルにスモーキーな印象を与える「火」は、この工程で生まれます。ただしゲレロでは、煙だけを前面に出すのではなく、木やハーブ、柑橘、海を思わせるニュアンスが同時に現れます。
グレープフルーツ、ローズマリー、海藻、レモン
公式テイスティングノートでは、色はほのかに麦わら色を帯びた透明。ボディはフル。
香りにはグレープフルーツスキン、フレッシュウッド、ローズマリー、ピーナッツオイル。そこに、ほのかなバターやデイジーの花を思わせるニュアンスが重なります。
味わいにはフレッシュウッド、海藻、レモンジュース、ペッパー、ほのかなタバコ。
海に近い土地の印象と、山の森林を思わせる植物的な香り。その両方が一つのメスカルの中に同居しています。
ジェードの緑と「第5の太陽」
ゲレロを象徴しているのは、中身だけではありません。
デキャンタの緑色は、メキシコの古代文化で高い価値を持ち、永遠の象徴とされたジェード石に由来します。
表面に刻まれた4枚の花びらの意匠は、古代メキシコの暦石において宇宙の起源を表す「第5の太陽」から着想を得たものです。
またデザイン全体には、ゲレロ州の女性の優しさ、リーダーシップ、そして強い精神が重ねられています。
キャップそのものが、ゲレロの伝統工芸

特に注目したいのがキャップです。
このキャップは、ゲレロ州オリナラに伝わるオリナラ漆器の技術を使い、一つずつ手づくりされています。オリナラ漆器は原産地呼称登録を持つ、地域固有の伝統工芸です。
形は、古くからメキシコの女性が用いてきたヒカラと呼ばれる器から着想を得ています。
さらに描かれているのはハチドリ。古代メキシコ文化では、ハチドリは神々のメッセンジャーと信じられていました。
つまり、このボトルではデキャンタは単なる容器ではなく、ゲレロ州の色、神話、女性、工芸までを重ねた一つの作品になっています。
常温で、メスカレロスからゆっくりと
クラセアスールは、メスカル・ゲレロを常温で、メスカレロスと呼ばれる小型の器に注ぎ、ゆっくりと味わう飲み方を案内しています。
香りと味わいの層が多いため、冷やしすぎたり一気に飲んだりするより、温度を保ちながら少量ずつ飲むことで、木、柑橘、ハーブ、海を思わせるニュアンスを追いやすくなります。
クラセアスール・メスカル・ゲレロ
メキシコ|ゲレロ州|メスカル|パパロテ・アガベ|750ml|42%
最大15年かけて育つ野生のパパロテ・アガベを、地中窯で3〜4日蒸し焼きにし、銅製蒸留器で仕上げるメスカル。ジェードを思わせるデキャンタとオリナラ漆器のキャップまで含め、ゲレロ州の自然と工芸を一つのボトルにまとめた一本です。
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