山田硝子 ロックグラス「漣」金赤|二つの波を重ねる江戸切子

荒々しく立ち上がる波と、静かに連なる青海波。ひとつのグラスの中に、二つの「波」が共存する。

山田硝子 ロックグラス「漣 -sazanami-」は、波をテーマにした江戸切子。

深く大胆な曲線で表現された動きのある波と、色を残しながら刻まれた伝統文様・青海波、さらにグラス上部のオリジナル文様「縁繋ぎ」を組み合わせた作品です。

金赤の色被せガラスに、磨き上げた深いカットと細かな文様が重なり、光の入り方によって波の表情が大きく変化します。

「漣」が表現する、二つの波

山田硝子公式の説明では、「漣」は二種類の波の表現を組み合わせた作品です。

一つは、グラス下部から斜めに立ち上がる深く、大胆で、荒々しい波。

もう一つは、日本の伝統文様として知られる青海波です。こちらは色を残しながら刻むことで、力強い大波とは異なる、穏やかで連続する水面のリズムを表現しています。

同じ「波」をモチーフにしながら、動と静、深いカットと繊細な文様という対照を一つの器の中で成立させていることが、「漣」の大きな魅力です。

上部を埋める、山田硝子オリジナルの「縁繋ぎ」

グラス上部に広がる細密な文様は、山田硝子が手がけるオリジナル文様「縁繋ぎ」。

山田硝子は、古くから受け継がれてきた江戸切子の伝統文様を土台にしながら、新しいデザインを取り入れることを大切にしてきました。

「縁繋ぎ」はその思想を象徴する文様の一つ。細かな線と連続する形が光を細かく反射し、グラス上部に密度の高い輝きを生み出します。

下部の大きな曲線と、上部の細密な文様。そのスケールの違いが、グラス全体に強い立体感を与えています。

金赤が引き出す、光と水のコントラスト

今回ご紹介するカラーは金赤。

鮮やかな赤の色被せガラスを深く削ることで、外側の金赤と内側の透明なクリスタルが交互に現れます。

大きく磨かれた曲線では透明感が強く現れ、細かな文様部分では赤が残りながら光を反射するため、同じ一色の中にも濃淡と奥行きが生まれます。

照明の下では、赤いガラスそのものだけでなく、カット面を通った光がテーブルへ投影され、波の動きをもう一度描くように広がります。

三代80年、江戸切子と花切子を受け継ぐ山田硝子

玻璃匠 山田硝子は、東京・墨田区に工房を構えるガラス工房です。

公式プロフィールでは、三代80年にわたり、江戸切子と花切子という二つの技法を磨き続けてきた工房として紹介されています。

ルーツは、英国人カット技師エマニエル・ホープトマンから技術を学んだ山田栄太郎氏。その技術を初代・山田智信氏、二代目・山田輝雄氏、そして三代目・山田真照氏へと受け継いできました。

現在の山田硝子を特徴づけるのは、江戸切子のシャープな直線と、花切子に通じる柔らかな曲線を同じ器の中で共存させること。

「漣」もまた、その二つの感覚がよく表れた作品です。

直径80mm、高さ90mm。クリスタルガラスのロックグラス

山田硝子公式の商品情報では、「漣」ロックグラスのサイズは直径80mm × 高さ90mm、素材はクリスタルガラス。

東京都墨田区のふるさと納税返礼品でも、「ロックグラス『漣』A」の名称で同サイズ・同素材の仕様が確認できます。

なお、「A」という表記については公開情報上で明確な定義が確認できないため、本記事では商品名としてそのまま記載しています。

山田硝子 ロックグラス「漣 -sazanami-」A/金赤

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深く大胆な波、色を残した青海波、そして細密な「縁繋ぎ」。異なるスケールのカットを重ねることで、水の力強さと静けさを一つの器に表現した江戸切子です。

今未でのお取り扱いについて

今未は、ワイン・ウイスキー・日本酒などの酒類と、江戸切子をはじめとする日本の酒器を取り扱う専門店です。造り手の技術や背景、文化とともに、価値ある酒と酒器を厳選して販売しています。

店舗での商品取扱状況については、今未 銀座店・今未 心斎橋店の店頭、またはお問い合わせよりご確認ください。

※商品によって取扱店舗・在庫状況が異なります。

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