
宮城峡10年|2015年以来、熟成年数表記が戻ったシングルモルト
2015年8月末で販売を終えた「宮城峡10年」が、熟成年数表記を掲げて再び戻ってきました。
新しいシングルモルト宮城峡10年は、仙台・宮城峡蒸溜所で生まれ、10年以上熟成したモルト原酒のみを使用した数量限定のシングルモルトです。
華やかな果実香となめらかさを持つ宮城峡らしさに、10年以上の樽熟成によるバニラ香と、甘くほろ苦い余韻が重なります。
2015年以来、再び「10年」を掲げる宮城峡

ニッカウヰスキーは2015年9月、余市・宮城峡のラインアップを熟成年数表記のないシングルモルトへ集約しました。
それに伴い、当時販売されていた宮城峡10年・12年・15年は2015年8月末で販売を終了。背景にはウイスキー市場の急拡大と、限りある長期熟成原酒を将来にわたって活用していく必要がありました。
そして2025年、ニッカは「宮城峡10年」を再び発表。2026年2月3日から数量限定で順次発売されました。
熟成年数そのもの以上に重要なのは、2015年以来途絶えていた「宮城峡のエイジステートメント」が、再び商品として戻ったことです。
10年以上熟成した原酒だけでつくる
宮城峡10年に使われるのは、宮城峡蒸溜所で蒸溜し、10年以上熟成したモルト原酒です。
アルコール度数は45%、容量は700ml。
ニッカの公式テイスティングノートでは、香りにりんごや柑橘、甘いバニラ。味わいにはフルーティーさとモルトの甘さが広がり、余韻には樽熟成由来のビターさが残るとされています。
通常のシングルモルト宮城峡が持つ華やかさとやわらかさを残しながら、熟した果実感と樽由来の深さを一段加えた構成です。
約130℃のスチーム間接蒸溜がつくる、宮城峡の華やかさ
宮城峡蒸溜所は、竹鶴政孝が余市とは異なる個性のモルト原酒をつくるため、1969年に設立したニッカ第二の蒸溜所です。
その酒質を大きく左右するのが、スチームによる間接蒸溜です。
余市が1,000℃を超える石炭直火蒸溜を続けているのに対し、宮城峡では約130℃の蒸気でポットスチルを穏やかに加熱します。
さらに、丸く膨らんだバルジ型のポットスチルと上向きのラインアームを採用。蒸気と香味成分が釜へ戻る動きを繰り返すことで、より洗練された、華やかでフルーティーな原酒を生み出します。
「余市とは違う原酒」を求めて選ばれた峡谷
宮城峡蒸溜所があるのは、仙台市西部、新川と広瀬川という二つの清流に恵まれた峡谷です。
竹鶴政孝が目指したのは、余市とは対照的なモルト原酒をつくり、それらを組み合わせることで、より奥行きのあるウイスキーを生み出すことでした。
ニッカによると、政孝は新川の水でウイスキーを割って味わい、この場所に蒸溜所を建てることを決意したとされています。
水、峡谷の環境、スチーム蒸溜。宮城峡10年の果実味やなめらかさは、10年という時間だけではなく、この蒸溜所が最初から目指した「余市とは異なる個性」の延長線上にあります。
数量限定で戻った一本
2025年の発売発表時、販売計画は国内9,000本・海外9,000本とされました。
宮城峡10年は、単に「10年以上熟成したウイスキー」というだけではありません。
2015年に姿を消した熟成年数表記が約10年を経て再び戻り、宮城峡という蒸溜所の華やかさを、熟成という時間を通して改めて見せる一本です。
シングルモルト宮城峡10年
日本|宮城県・仙台 宮城峡蒸溜所|シングルモルトウイスキー|10年以上熟成|700ml|45%|数量限定
りんごや柑橘の果実香、熟成由来の甘いバニラ、モルトの甘さ、そしてほろ苦い樽の余韻。宮城峡が持つ華やかな個性に、10年以上という時間を重ねたシングルモルトです。
今未でのお取り扱いについて
今未は、ワイン・ウイスキー・日本酒などの酒類と、江戸切子をはじめとする日本の酒器を取り扱う専門店です。造り手の技術や背景、文化とともに、価値ある酒と酒器を厳選して販売しています。
店舗での商品取扱状況については、今未 銀座店・今未 心斎橋店の店頭、またはお問い合わせよりご確認ください。
※商品によって取扱店舗・在庫状況が異なります。
今後の入荷情報は、公式Instagram @imami__japan とNEWS一覧でお知らせしています。



